高村 薫レディ・ジョーカー続々するほどの臨場感がある。 チーム名レディ・ジョーカーとは、障害を持った娘。 メンバーの一人布川は、妻が植物状態、娘は障害者となってしまった。 そして、最後は、逃げる。 それぞれが、人生に疲れを感じた5名+1名の完全犯罪だが、 警察側のリアルと、犯人側の無作為、そしてひとつの1兆円企業の ビール会社の内部が描かれている。 人質は350万キロリットルのビールだ―業界のガリバー・日之出麦酒を狙った未曾有の企業テロは、なぜ起こったか。男たちを呑み込む闇社会の凄絶な営みと暴力を描いて、いま、人間存在の深淵を覗く、前人未到の物語が始まる。 映画で公開されるという。 宮部といい、高村といい、最近は実力作者の映画化が 多いと感じる。 長い、長い物語だが、良くかけている。 ジャンル別一覧
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